■ 感想 >>>
守屋洋の『論語の人間学』 論語の中から社会人に参考なる箇所を抜粋して構成されている。論語の入門書的に読めるので読み易い本。論語の本質は、忠恕=まごころ・思いやりを説いている。人生哲学のバイブルとして一読の価値あり
学生時代も含めて守屋洋さんの中国古典シリーズは多読した時期があり、今の私の人間関係の礎(哲学)を教えてくれました。中国古典に興味がある方は、守屋洋さんの書籍から読み始めるのが良いと思う。
『論語』とは、孔子と彼の高弟の言行を孔子の死後、弟子達が記録した書物。『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における四書の一つに数えられる。それでは、儒教とは何か?儒教とは、孔子を始祖とする思考・信仰の体系。五常(仁、義、礼、智、信)という徳性を拡充することにより五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)関係を維持することを教える。
仁 = 人を思いやる心
義 = 正義を貫く心
礼 = 礼を尽くす心
知 = 知恵を磨く心
信 = 人を信じる心
「仁」という土台があって、「義、礼、智、信」という柱があり、『徳』を形成する。この五常(仁、義、礼、智、信)という徳性を磨くことを説いている。
私は、この論語を性善説とするならば対極にある性悪説(これは韓非子が説いている)のバランスを取りながら日々の仕事に活かしているつもりです。個別のマネジメントにおいては性善説(論語)で接していますが、仕組み・制度上では性悪説(韓非子)で取り組んでいます。ただ、論語は奥が深い哲学なので未だに20%くらいしか実践できていないのではと自己採点してしまいます。徳を磨き、皆に尊敬されるビジネスパーソンを目指していきたいと思います
■ 目次 >>>
一、学而篇
二、為政篇
三、八いつ篇
四、里仁篇
五、公冶長篇
六、雍也篇
七、述而篇
八、泰伯篇
九、子罕篇
十、郷党篇
十一、先進篇
十二、顔淵篇
十三、子路篇
十四、憲問篇
十五、衛霊公篇
十六、季氏篇
十七、陽貨篇
十八、微子篇
十九、子張篇
二十、堯日篇
■ 著者 >>>
守屋洋
中国文学者。中国古典に精通する第一人者。
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