2010年02月12日

「ミス」をきっぱりなくす本 海保博之

mis.jpg何度も同じミスを
繰り返す部下たらーっ(汗)

何か良い指導をしてあげたい。

心理学教授の「ミス」を
きっぱりなくす本、読んで
何とか救済するぞ!!わーい(嬉しい顔)







■ 感想 >>>

海保博之『「ミス」をきっぱりなくす本』 「ミス」についての心理学的なアプローチで「ミス」を体系立てて説明してくれている。そして、「ミス」を軽減するために、『メタ認知力』という自己モニタリング・自己コントロールを身に付けることを提唱している。各所に診断チェックテストなどがあり、自分理解を深めながら読むことが出来る本。

私が、とても参考になったミス発生箇所の概念図を書き写してみました。どこで、ミスが起きたのか?が解れば、ミス改善の対処法を的確にアドバイスしてあげれますわーい(嬉しい顔)

miss.jpg

(1)目標の取り違いエラー
使命(外部目標)と、自分が仕事をするときに頭の中に作り出される目標とを取り違えたことによって引き起こされるエラー

(2)思い込みエラー
自分の理解が薄い中での計画時に、頭の中での情報処理が追いつかなくなり、この混乱状態から抜け出そうとして自分なりの独自解釈をしてしまうエラー

(3)うっかりミス
認知機能(知覚・記憶・思考・判断)や行為をうまくコントロールできないことによって起こるエラー(注意のコントロール不全)

(4)確認ミス
確認をきちんとすれば、その時点で訂正行為ができるのに、その確認を怠ったエラー



海保博之さんは、この本の中にハッキリと書いていますわーい(嬉しい顔)

何はともあれ、「自分を知ること」がミスの自己管理には必須だということをお忘れなく。

では、自分を知るためにはどうしたら良いのか?

メタ認知力」を鍛える
自分を知るのは難しい。でも…

さて、ではミスを防ぐにはどうしたらよいのであろうか。
いうまでもなく、ミスを起こさせない環境整備、状況作りが王道であるが、それに加えて自分自身の力でミスを防ぐ努力もあってよい。

そこで、以下、「自分で自分を知り、自分をコントロールする力」、すなわちメタ認知力をキーワードにして、ミスを防ぐ方策について考えてみる。

まずは、古今東西の、「自己管理」にまつわる名言から。
「世界中のことを知るよりも、自分自身を知ることのほうがはるかに難しい」(ゲーテ)
「汝自身を知れ。汝自身を知れば今までの汝を乗り越えられる」(ソクラテス)
「自己のよりどころは自己のみである。自己がよく統御されたとき、人は得がたいよりどころを得る」(ブッダ)

人間の一生とは、自分自身を知り、自分自身を変えようとする、果てしない営みといってよい。

しかし、それは容易なことではない。だからこそ、こうした先達の教訓が生まれるのだろう。
とはいえ、これらの教訓は、努力さえすれば、私たちは己を知り、コントロールすることができるのだということも教えてくれている。(P96-P97)

メタ認知とは

頭の中にもうひとりの自分(ホムンルクス)が、外部からの知識や自分自身の反省・内省に基づいて知性や行動、感情をコントロールする(P99)

メタ認知力は、先述の通り、「能力」であるから、個人差がある。ミスを防ぐためには、その能力を向上させていく必要がある。
メタ認知力を構成する2本の柱は、「自己モニタリング力」(自分の心を知る力)と、「自己コントロール力」(自分の心と行動を制御する力)である。(P103)

あくまでも個人的な考えだが、メタ認知力の弱い人材の共通項は存在すると思う。過去の何らかの成功体験により自分に過剰な自信があるタイプはメタ認知力が弱く、ミスを多発する。さらに、ここから悪循環に陥る。ミスをしたのは自己責任ではなく、他者もしくは会社の責任と責任転嫁してしまうことで、自己成長の気づきを見逃してしまう。残念。

逆に、素直で謙虚な人材。自己責任原則を理解している人材。には、ミスが少ない傾向にあると思う。

メタ認知力という言葉は一般的ではないので、「自己モニタリング力」と「自己コントロール力」という言葉を使って、ミスの多い部下に有益にアドバイスが出来るように頑張ってみます!!わーい(嬉しい顔)手(チョキ)


■ 目次 >>>

第1章 ミスを生むのは、「過信」と「わずかな手抜き」にあり!

1 「まあいいか」が「ドジな失敗」を呼ぶ
2 ミスの種は自分のまわりにもある
3 ミスが起こるのは、こんなとき!
4 そもそも「ミス」って何?

第2章 ミスを未然に防ぐ「5つの習慣」

1 ミスを分類してみる
2 「メタ認知力」を鍛える
3 1日1回、自分を振り返る時間を作る
4 「もうひとりの自分」を常に意識する
5 「ミスに強い環境」作りを心がける

第3章 こうすれば「失敗ストレス」に強くなる!

1 したほうがよいミス、してはいけないミス
2 ミスの「5つの効用」を知っておこう
3 失敗をとことん味わってみる

第4章 失敗を成功に転化する「16のヒント」

1 失敗に強くなりたい人への「6つのヒント」
2 ミスから学ぶための「5つのヒント」
3 ミスを活かすための「5つのヒント」

第5章 生き方上手な人が実践する、ミスとの付き合い方

1 日本人はなぜミスを嫌うのか
2 リスク教育でミスに強く!
3 ミスはオープンにするほど、プラスに転じやすくなる
4 「人のミスにはやさしく」をスローガンに


■ 著者 >>>

海保博之

東京教育大学(現・筑波大学)教育学部心理学科卒業。同大学院博士課程中退。徳島大学教育学部助教授を経て、筑波大学心理学系教授。教育学博士。専門は認知心理学。


「ミス」をきっぱりなくす本 (成美文庫)
海保 博之
成美堂出版
売り上

げランキング: 17069

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■ その他、自己啓発の書籍 >>>

仕事の思想 田坂広志
カーネギー名言集 デール・カーネギー
人を動かす デール・カーネギー
道は開ける デール・カーネギー
論語の人間学 守屋洋


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posted by 平蔵 at 00:09 | Comment(0) | 海保博之 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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