2010年03月07日

脳に悪い7つの習慣 林成之

nou.jpgいつもの私の口癖は、

「自分の脳は信用できない」

人間は、自分自身で自分の成長を
ストップさせてしまう過信傾向に
あると思う。

脳に悪い7つの習慣を知って
自己成長を促進しなければ
わーい(嬉しい顔)


■ 感想 >>>

林成之『脳に悪い7つの習慣』 脳が生まれながらにして持つ本能「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つの基本本能と、第2段階の本能「自己保存」「統一・一貫性」の2つの本能の合わせて5つの本能を基軸として、脳に良い習慣を論じています。脳に悪い7つの習慣というタイトルは脳に良い習慣を逆説的に表現しただけであり、3つの基本本能を開花させ、「自己保存」「統一・一貫性」というクセを抑制するための考え方を教えてくれます。

この本を読みながら、自分の日常に当てはめてみると恐ろしいくらいに脳の活性を自分自身で停止もしくは抑制させてしまっていた事に気づかされます。あと、脳の仕組みからのアプローチで人間を論じているため、『心の在り方』という人間哲学的な要素が満載の内容になっています。「自分の立場を捨てる」、「自分さえよければいい」と思ってはいけない、人を嫌って得することは何もない、などなどの人間関係構築のための学びの内容も多いですわーい(嬉しい顔)

私は、脳に悪い7つの習慣という書籍のジャンルは、人生哲学であると定義づけしました。脳細胞自身も、脳の中で周囲の細胞同士と繋がり合い、情報処理を存在意義として成り立っているために「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つの本能を保有しているようです。ひとつの脳細胞を一人の人間を置き換えると、脳自体が大きな社会システムであるとも考えれます。人は一人では生きていけません。これからの人生をよりよい人間関係を創りながら生きて行きたいという方にはお勧めの本ですひらめき




下記が私がとても参考になると感じた箇所です。参考までわーい(嬉しい顔)


・とくに「自己保存」は脳のクセとして非常に強いもの。とらわれないために、ときに「自分を捨てる」「立場を捨てる」という覚悟が必要です。(P31)
・「グチを言ったほうがストレス発散になるんだ」と誤解している人もいるでしょう。ところが、こうした否定的な言葉は、自分が言っても、周囲が言うのを聞いても、脳にとっては悪い影響しかないのです。(P46)
・みなさんにも思い当たるふしがあるはずです。「自分さえよければいい」という人よりも、損得にとらわれず「あの人が喜ぶ顔が見たい」「この人のためにがんばりたい」と考える人のほうが、結果的にあらゆる面で力を発揮しているでしょう。(P65)
・自己報酬神経群は、ごほうびへの期待をモチベーションとする機能があることは説明しました。これは逆にいうと、「できた、終わった」と思った瞬間、脳がモチベーションを失うことを意味しています。つまり、まだ終わっていないのに、「できた」と思ってしまうと、自己報酬神経群が「もうこのことは考えなくてよい」と判断するのです。(P66)
・あまりに現実味のない目標設定をすると、脳が「自己保存」に走って、「無理だ」という気持ちが生まれてしまうので注意が必要なのですが、最初に「100%以上、130%を目指す」という心持ちでスタートすると、集中力が増し、脳の達成率もアップすることができるのです。(P76)
・根性論で「がんばります」とだけ言っても、脳は何をがんばればいいのかわかりません。「がんばります」は、脳にとっては意味不明な言葉なのです。(P77)
・脳を正しくがんばらせるには、「具体的に何をするか」「いつまでにするか」「今日は何をするか」などの目標を明確にする必要があります。(P78)
・「上司が言ったから」「先生に指示されたから」というように誰かに対して従順になると、物事が「理解」できても、「思考」が働かないのです。「自分がやるからにはもっとよくしてやろう」と、「自分から」というスタンスをもつことが必要です。
・何か失敗すると、すぐに責任を周囲のせいにする習慣がある人も注意が必要です。悪気がなくとても、つい「上司が言ったから……」「この環境ではしかたがない」「自分は悪くない」などと口にしていませんか?主体性をもつということは、同時に「失敗したら自分の責任である」という覚悟をもつことでもあります。(P84)
・自己報酬神経群を働かせるコツをまとめると、「目的と目標を明確にし」「ゴールを意識せず」「主体的に、自分がやってやるという意思をもって」「達成のしかたにこだわる」「目標の達成に向けて一気に駆け上がる」ーということになります。(P91)
・日ごろから物事を正しくとらえる観察眼を磨き、問題について繰り返し深く考える習慣を身につけてこそ、ここぞというときに決断・実行を早くすることができるようになるのです。(P101-102)
・人間の脳は、「統一・一貫性」と「自己保存」のクセのために、自分の立場に固執しやすい傾向があります。「相手の立場に立つ」という力は、「仲間になりたい」という本能を磨くことによって、その本能の礎の上に成り立つもの。つまり、相手の立場に立つ力は、「もって生まれたもの」ではなく、「鍛えることでしか身につけられないもの」なのです。人間の脳がもつ機能のなかでは、非常に高度なものといえます。(P169)

■ 目次 >>>

第1章 脳に悪い習慣(1)-「興味がない」と物事を避けることが多い
第2章 脳に悪い習慣(2)-「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
第3章 脳に悪い習慣(3)-言われたことをコツコツやる
第4章 脳に悪い習慣(4)-常に効率を考えている
第5章 脳に悪い習慣(5)-やりたくないのに、我慢して勉強する
第6章 脳に悪い習慣(6)-スポーツや絵などの趣味がない
第7章 脳に悪い習慣(7)-めったに人をほめない


■ 著者 >>>

林成之

日本大学院医学研究科博士課程修了後、マイアミ大学大学救命救急センター留学。日本大学医学部付属板橋病院救命救急センター部長に就任後、長きにわたって救急患者の治療に取り組み、多くの脳死寸前の患者の生命を救った脳低温療法は有名。


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■ その他、自己啓発の書籍 >>>

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posted by 平蔵 at 00:20 | Comment(1) | 林成之 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
脳科学の知見に基づきつつ「読ませる」、すばらしい本だと思います!著者の林成之さんといえば、近々本人が登壇されるトークイベントがあるそうですよ!6/29紀伊国屋書店新宿南店サザンシアターにてPM7:00〜開催予定「第69回紀伊國屋サザンセミナー「脳にいい本、悪い本〜「脳の本」数千冊の結論」とのタイトルで他登壇者は香山リカさん、河野哲也さん、森健さん。http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/event.htm#minami_69これは是非参加したいですね!!
Posted by kannna at 2010年06月21日 17:42
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