2010年06月26日

デッドライン決断術 吉越浩一郎

deadline2.jpgデッドライン(締切り)

意識しているようで
ついつい、疎かになる...

そのために、
ムダな仕事はネグれ!

ネグるとは?


■ 目次 >>>

第1章 なぜ頑張っても幸せになれないのか
第2章 こんな時代にこそ求められるデッドラインの発想
第3章 リーダーは「判断」するのが仕事
第4章 「ネグる力」を身につけよ
第5章 個人もこの国もデッドラインで立ち直れる





■ 感想 >>>

吉越浩一郎『デッドライン決断術』のサブタイトルは、ー ムダな仕事はネグれ! ーとある。ネグるとは、「ネグレクト(無視)」からの造語で、ムダな仕事を斬り捨てることを意味する。優先順位付けして、効率よい仕事の仕方を推奨している。この「ネグる」は「選択と集中」と同義であり、ネグる仕事の進め方は大切と考えさせられるわーい(嬉しい顔)

膨大な情報をうまく編集し、最重要なものを見つけ出して後のものは端折ってしまう力、いわゆる「ネグる力」が決め手になる。そこで迷わないためには、「デッドライン」、すべてのものに締切り、時間的な制限を決めてしまうのだ。(P4)

「ネグる」ために、すべての仕事に「デッドライン(締切り)」を決めて仕事をすることを説いているのが本書。いわゆる外資系企業の考え方で、日本的な何でも丁寧な仕事ではなく、徹底的に効率追求する仕事理論である。図解などを用いて、とても解りやすく説明してくれている箇所もあるので、自分の仕事に如何に取り込めるか?を考えながら実践してみると能力向上につながると思う。

本書の中で参考になった箇所を備忘録的に。

●生き残るには、ある種の「野性味」が必要だろう。しかしいまの日本人には、どうもこれが欠けているように思えてならない。否応なく放り込まれた過酷な競争社会の中で、どうにかして這い上がっていこうとする、野生的な生命力のようなもの。それが感じられないのだ。

●いまの会社で「良い人材」として評価されるのは、仕事で「結果」を出せる人間だからだ。そこにいたるプロセスは、あまり問われない。したがって、どんなに一生懸命に働いても、結果が悪ければ認められないのである。

●仕事をプラグマティックに進めていく上で何よりも重要な手段だったのが、「デッドライン」による業務管理である。デッドラインによる業務管理とは、要するに「締切効果」による効率化を狙ったんだ。

●しかし実のところ、彼らに足りないのは「時間」ではなく仕事の「スピード」だ。残業や休日出勤がなくならないのは、仕事が多すぎるからではなく、多くの人間が能率の悪い働き方をしているからだと思う。

●仕事量は「能力×時間×能率」の三次元で考えよ。

●デッドラインとは、いわば「火事場のバカ力」を日常化する手段なのである。

●デッドラインは作業のスピードアップによって効率化をもたらすだけのものではない。そこには、仕事の「優先順位」を明確にする役割もある。

●私は前の会社の社長時代、しばしば「グズグズ迷ってないで、とにかく川に飛び込め」と社員を叱咤した。変化の激しい時代は、限りある時間を、「判断」ではなく、「実行」の部分に投入すべきなのだ。

●「ホウ・レン・ソウ」とは、まだビジネスマンとして独り立ちできていない人間にとっての「OJT」なのである。訓練をチーム全体にまんべんなく励行させたのでは、組織の効率は上がらない。

●任されなければ「仕事というゲーム」は面白くない。

●「なぜ」を問いかけ続けるのがロジカル思考の基本。

●膨大な情報をうまく「編集」できるのが、「ネグる力」のある人。

●見切りをつけた仕事に「未練」を持つな。

どちらかとう言うと、完璧主義者的な自分は。何でも、完成度の高い仕事をやり遂げようと時間のかかる傾向にある(滝汗)デッドラインを決めて、どんどんネグる訓練をしてみようと思うわーい(嬉しい顔)


■ 著者 >>>

吉越浩一郎

ドイツ・ハイデルブルク大学留学後、72年に上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。メリタジャパンなどを経て83年にトリンプ・インターナショナルに入社。92年に代表取締役社長就任。2006年に社長を退任、吉越事務所を設立。


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posted by 平蔵 at 17:48 | Comment(0) | 吉越浩一郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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